2023.02.21更新: おススメの永住権ガイドを追加
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- 学生ビザを使っての移住
- 日本の会社からの転勤(L-1A, Bビザ通称駐在員ビザ)での移住
- トレーニング(J-1)ビザを使っての移住・J-1で永住権(グリーンカード)は取れる?
- 投資での移住(EB-5)-費用と永住権(グリーンカード)までの道のりは?
- くじ引きでの移住
- アメリカ人との結婚での移住と永住権(グリーンカード)までの道のりは?
- アメリカ移住のメリットとデメリット
- アメリカ移住での後悔とは?
本日は、なかなか聞けない永住権(グリーンカード)取得の夢などについて、具体的な叶え方と、その実情を分かりやすくご紹介します。
ここではまず、一般的によく使われるビザからの永住権の取得を見ていきます。
学生ビザを使っての移住
さて、早速本題ですが、まずは私も行った学生ビザからスタートするやり方です。
以前にも学生ビザからの方法はご紹介していますが、アメリカでは通常、大学や大学院を卒業した後にOPT(オプショナル・プラクティカルトレーニングビザ)というのが1年間出ます。
その間に(または卒業前)H-1Bビザのスポンサーになってくれる雇用主を探し、ビザの申請をしてもらうという形で、アメリカ移住への第一歩を踏み出します。
以前のアメリカの就労ビザについての記事でご説明しておりますが、このH-1Bビザの取得は今ではやや厳しくなってきており、大学院を卒業した人、またSTEM系という理系の大学を卒業した人が色々有利になっています。
H-1Bビザが発行されれば、1度程のビザの更新を経て、その後、その会社で無くてはならない存在になっていれば、次のステップであるアメリカ永住権を雇用主に申請してもらうというのが定番の道筋です。
私もこの点、現地で弁護士と話したりするまでハッキリは分からなかったんですが、学生ビザでアメリカに来るときは、あくまでもアメリカでの勉学が理由(働くつもりはないという姿勢)で学生ビザを取ります。
ですが、一旦、学校を卒業してOPTを申請し、H1Bまで取ってしまうと、その後の永住権の申請は通常の道筋として持って良いとなっているのが、面白いところです。
アメリカでの仕事については、次の記事でもご紹介しています↓
アメリカでH1Bで働き、アメリカにある企業で役に立ち、安定してステータスを保持できる人材であれば、永住権を取ってアメリカで生活して良いというルール・・・。
学生ビザを取るときには、一切面接や書類などで、この事は触れないのが前提(・・・と、アメリカ留学の指南書にはありました。)。なのに、卒業後OPTで一旦働き、H1-Bを経て雇用主から認めてもらえば、永住権への道が開けるというのは、二重ルール(ダブルスタンダード)のようで面白いなと思います。
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H-1B取得にかかる費用は? 永住権(グリーンカード)までの道のりは?
話は戻りますが、このH-1Bについては下記の費用で申請できます。
- 通常ビザの申請費用: $970(Registration Fee: $10, Filing Fee:$460とFraud Prevention and Detection Fee: $500)※
- 弁護士代: 弁護士によって異なりますが、だいたい$2,000~$2,500 ※ +α位
これらの費用は、一般的にスポンサーとなる会社が負担してくれることになっています。
更に、学生時代の学費と生活費(2021年の留学費用のデータをご参照)ももちろん、必要となりますね。
なので、移住の第一歩であるH1Bビザを申請するまでは、スムーズに行っても、約3年~5年間(学校の期間+OPTの期間)は期間としてかかる見込みです。大学入学前に英語力をつける必要がある人は、それにプラスでまた、期間が必要となりますね。
また、永住権の申請については、結局、トータルで、4年制大学からの道のりだと、永住権を申請してもらう(申請の開始)までは11年間位はかかってしまいます(大学の期間4年+OPT期間1年+H1Bの期間3年+H1Bの更新期間3年)。
ですが、このやり方は住む場所などは大学で選べますので、その点については自由があります。
日本の会社からの転勤(L-1A, Bビザ通称駐在員ビザ)での移住
アメリカ転勤などで、駐在員として働く方は、会社や住む場所は選べないという点では自由は限られてきますが、会社都合でアメリカで働くので、身の上は安定しています。
日本人のスタッフとも一緒に働くことが多く、また、現地でお世話役のスタッフもいますので、環境は整っています。
この型で来た人達は、アメリカでの学生を経て就職をして働いている人より、経済的にも精神的にも余裕がある人が多いのではないかな、と思います。よく現地で駐在員の配偶者の方など、グループでお茶やランチをされている姿も見かけていましたが、やはり環境が最初から整っているという面では、余裕があるな、という感じです。
でも、大概は自分で希望してアメリカ移住となったというより、会社都合でアメリカに住んでいる方達が多くなるので、そういった意味では現地に適応していかなければなりませんので、苦労はあるかもしれませんね。
駐在員ビザの費用は? 永住権(グリーンカード)までの道のりは?
この場合、移住の費用、引っ越しや、住居費、ビザ申請料($460~$960※)、弁護士代(弁護士によって異なるが、通常$7,000※程度)など、もちろん全て会社負担となるはずです。
現地組からすると、かなり羨ましい存在となります。
このビザも、ビザ保持者は、ビザが有効な間に永住権取得のための申請が可能だそうで、通常最初に3年のビザが出て、2年間の延長をするなどになっていますので、最速で5年ほどで、スポンサーである勤務先の会社から申請してもらえる可能性もあるので、速いですよね。
参照元:
トレーニング(J-1)ビザを使っての移住・J-1で永住権(グリーンカード)は取れる?
J-1 ビザは、アメリカの国務省を通して国際交流を目的として、大使館が発給するビザとなっており、近年のH-1Bビザの取得が難しくなっていることから、よく利用されているビザで、トレーニングやインターンをするために取得されるビザとなっています。
参照元:
J-1ビザは、就労する企業でなく、非営利団体がスポンサーすることとなっており、プログラム参加費用は、その団体によって異なるようです。
トレーニング(J-1)ビザの費用は?
申請費用は下記の通りとなっています。
- 申請費:$160※
SEVIS(Student and Exchange Visitor Information System Fee):$220※
引用元:
J1 Visa Cost (How Much To Apply?) | NNU Immigration
但し、このビザの有効期間は、一般的に1年~1年半。
となると、移住の足がかりとなるH-1Bへの変更や永住権への変更も気になりますよね。
調べてみました。
資料によると、持っているJ-1ビザのプログラムがアメリカ政府または日本政府によるものである場合、プログラムの終了後、2年間自分の国に戻らなければ、通常他の労働ビザまたは永住権の申請ができないという、“Two-year rule(2年間ルール)”というルールの適用がされるので、J-1ビザの終了後は、他のビザへの変更などはできないこととなっています。
J-1ビザをH-1Bへビザを変更したい
ですが、2年間ルールが適用されないJ-1ビザ保持者は、J-1ビザが終わる前にアメリカの会社からの内定を貰えることができれば、H-1B(但し、申請者と雇用してくれる会社はH1B の基準を満たしている必要がある)ビザに切り替える申請をすることができるということ。
ただ、H-1Bの申請は現在、事前のくじ引き制となっているので、不可能ではないですが、ちょっと厳しくなっていますね。
参照元:
J1 to H1B Visa Transfer Process Guide | NNU Immigration
であれば、次に直接、永住権への切り替えができるか見てみましょう。
J-1ビザから直接永住権(グリーンカード)を取得したい
H-1Bと異なり、J-1はそもそもアメリカ移住への意思を持っていない事が前提で取るビザとなっているそうなので、J-1から永住権を取得するためには、まず、waiver(免責証明書)というものを取得する必要があるということ。
それが認められれば、雇用してくれる企業にスポンサーになってもらい、永住権の申請の手続きを進めることができるそう・・・。
私は知らなかったんですが、そういう手もあったんですね。
このようなケースに当てはまる場合は、移民弁護士に相談されてはと思います。
参照元:
http://J-1 Visa Fees | Processing, SEVIS, and Waiver Costs
投資での移住(EB-5)-費用と永住権(グリーンカード)までの道のりは?
次に、資金力が潤沢にある方は、アメリカへの投資で移住をされている方が多いようです。
100万ドル※をアメリカ国内のビジネスなどに投資し、その後雇用(2年以内に10名以上)を創出する(あるいは50万ドル※を失業率の高い地域に投資し、その後雇用を創出するなど)などがあるようですね。
50万ドル~なんて、凄い費用ですね。(申請費用などは省略させていただきます 笑。)
でも、永住権が出されるまで6ヶ月間しかかからないんですって!
参照元:
投資家ビザ(EB-5) | オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ・イギリス・イタリアビザ・Japanese Immigration AOM Visa Consulting
くじ引きでの移住
ご存知の永住権のくじは、毎年アメリカ政府によって行われ、誰でも応募することができます(条件あり)。
くじ引きでの永住権(グリーンカード)の取得ー費用
くじが当たった方は面接があるそうで、その前に下記の手数料を支払うだけだそうです!(安い!)
Application Fees: $330.00※
引用元:
Diversity Visa Program - Submit an Entry
調べたところによると、当たる確率は、約0.2%。厳しき門ですね(笑)。
引用元:
How the Green Card Lottery Really Works
これでの移住は、一旦、永住権さえ持ってしまえば、職歴さえちゃんとしていれば、生きていけるイメージ。
純粋にアメリカの永住権くじに応募するだけですので、この応募費用だけしかかかりません。
とはいえ、アメリカで一から求職活動はしなければならないので、約半年~1年位の生活費プラス雑費は最低でも必要になりますね。
アメリカ人との結婚での移住と永住権(グリーンカード)までの道のりは?
アメリカ人の配偶者と結婚した人は、日本でアメリカ人と結婚の手続きをし、そのまま日本で永住権を申請するパターンと、アメリカに婚約者ビザで渡ってからの永住権の申請する方法と2つあります。
知り合いは、日本で永住権を待ち、無事取得しました。
取得までの期間は、日本で永住権申請をした方が圧倒的に早いようです。通常、このやり方だと半年から1年で永住権が降りるそう。
費用は、手続きと日本でも新婚生活でかかるであろう、アメリカでの新婚生活費用だけですので、やっぱりこのオプションが一番確実な方法ということになりますね。
また、この家族ベースでの永住権の申請は、一人が永住権を取れれば、その後家族の永住権申請も(段階を経て)できるので、例えば、中国やインドの人など、覚悟を持ってアメリカで頑張るのも分かる気がしますね。
アメリカ人との結婚での移住ー費用
申請費用は下記の通りのようです。
(後は、健康チェックにかかる費用が$200~$500かかるそう・・・)。
参照元:
How Much Does it Cost to Get a Green Card?
アメリカ移住のメリットとデメリット
次は、アメリカ移住を考える人が、できれば予め知っておきたい、そのメリットとデメリットについてです。
アメリカ移住のメリット
視野の広がりが半端ない
私は、途中色々迷いも多くなったこともあり、永住権が取れるまで移住を頑張るという“初志貫徹”はできなかったので、時々、アメリカでの生活を振り返ると、少々“徒労感”のようなものに襲われることも多いのですが、それでもアメリカに長く住んだというメリットはかなりあると思っています。
私のケースでは、まず、アメリカは日本と考え方自体が違うので、自分や自分の国(日本)を外から俯瞰してみることができるようになったという事がメリットとしては大きいと思います。
更に、若い頃の有り余ったエネルギーを、新しい土地、しかも自分が良いと思った国で発散でき、新しい事を吸収できたというのは、何物にも代えがたい経験です。
恐らく、好奇心旺盛な私が、アメリカや英語という好きなものを見つけたあとでも、日本に留まって平々凡々の地方での生活(私は地方出身です)を送っていたとしたら、ミイラのように活力のない人間になっていたのでは、と思ってしまいます。
運を掴む可能性
次に良かったと思ったのが、アメリカは資本主義の極みの国なので、変化の大きいアメリカ経済を肌で感じてきた過程で、経済の流れへの理解が深まったということでしょうか。
アメリカって今まで、不動産バブル、ITバブルなど、運良くバブルや良い流れに乗れば一攫千金も夢ではない国なんですよね。
スケールが違う。
ちなみにGDP(国内総生産)も、アメリカは日本の約4倍もありますからね(2020年度データ)。
参照元:
Ministry of Foreign Affairs of Japan
上手く言えないんですが、アメリカでは、こういった運を掴めるヒントがあちらこちらに転がっていると思える事が多かった・・・。
例としては、私の通っていた大学にも、ある講義中にベイエリアのエンジェル投資家(ベンチャー企業に投資する個人投資家)のグループが交流に来ていたり・・・。また、ちょっとした友人との会話でも、不動産への投資を上手くやっている知人の話が聞けたり・・・。
人間は人間らしく
また、カルチャ-自体も、個人を尊重する気風は、何者にも代えられない。喜怒哀楽も派手ではあるけれども、言いたいことをはっきりいう国民性で、人間が人間らしい。
国民性もフレキシブルというか、悪く言えば“いい加減”なところがあって、そこに人間らしさがあるんですよね。
就職に年齢は関係ない・人と違うことに寛容
また、以前の記事でもご紹介しましたが、就職に年齢は関係ないというのも、前向きにさせてくれるルールではありますね。
アメリカでは、年齢がいくつになってもやりたいことをやるっていう、これまた『自分は自分』という生き方をする人が大多数というのも魅力的なところです。
先日、ノーベル物理学賞を受賞された、アメリカ在住の大学教授である真鍋さんの「アメリカでは好きなことができる」という言葉も記憶に新しいですよね。まだ、日本には帝国主義の名残りなのか、“全体主義”的なところが残っていますしね・・・。
そんな風土なので、日本では、あまり自分の考え方というものが持てなくなってしまい、“大多数の意見=自分の意見”にいつの間にかなってしまって、そもそも自分の考えが何だったのかさえ、分からなくなってしまう人も、少なからずいる気がします。
なので、帰国した私としては、そんな国民性の違いがあるということを認識できているので、どちらかの考えに極端に偏ることなく、日によってはアメリカ人っぽくポジティブに考えたり、違う日には日本人の侘び寂びを感じながら生活したりと、毎日を微妙なバランスで生活できるようになった事は、案外嬉しい事だと思っています。
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アメリカ移住のデメリット
異国では血が叫ぶ?
さて、ここまで良いことばかりを並べましたが、それだけではありません。残念ながら、アメリカ移住のデメリットというのも、ないわけではありません。
まずは、やはり“家族と離れて生活をする事になる”ということです。
例えば、自分が育ってきた家族のなかで、長男であったりとか、キーパーソンであるなど、“身軽でない人”には、アメリカで生活を続けるのは、家族が年を取るごとに難しくなっていくということです。
アメリカでの生活で大切なのが、ご存知の通り、ビザの手続きや永住権の手続きなのですが、この申請の手続き中に家族になにかあっても国外に出るのが難しくなるなど、事情も出てきます。
良い仕事を持っていたらいたで、おいそれと日本に帰って様子を見に行くこともできなくなるし、普通の家族としてしたいことができなくなるので、ひどく不安にかられたり、手をこまねいたりすることも多くなり、実際にかなり不自由な身になります。
なので、アメリカに限らず、海外に出る時期なども良く考えたほうが良いかもしれません。
アメリカは皆保険がない・医療費が高い-でも朗報アリ!
また、以前にこのお話もご紹介したのですが、年齢が上がるごとに自覚が出てくるのが、アメリカは国民皆保険(健康保険)がない国(公的医療保険制度は、高齢者および障害者、低所得者を対象としたものに限られる)ということです。
若く、健康にも不安が出てこない年齢のときは、「イケイケ~!」という気概さえあれば乗り切れるのですが・・・。
当時、渡米する前にはそれほど気にしていなかったのですが、しばしば、戸惑いを感じる事を耳にすることがありました。
まず、アメリカでは医療費が市場に大きくコントロールされていて高額であるということ。
次に、アメリカでは、勤めている会社が民間の保険の保険料を負担している事が多いので、会社を辞めると保険が使えなくなるので困る人が多いとか、自分で民間の保険に入ろう、条件の良い保険に入ろうとすると保険料が高額になる事もあるとか・・・。
また、年齢が上がるごとに年々保険料が高くなるので、経済的に不安定になった人は途中で払えなくなって、保険をキャンセルされてしまった人の話も聞いたことがあります。
また、これらの医療保険は、全ての治療に対して支払いをしてくれるわけではなく、“これは払えなかった、これは払えた”といった通知が来るようになっていて、保険が効かなかった分については、自分で病院に支払いをしなければなりません。
さて、ちょっと怖い話ばかりを並べてしまいましたが、幸い、現在ではオバマケアと呼ばれる医療保険制度改革法、米国救済計画法などで、健康保険には大変入りやすくなっており、保険料も下がってきている傾向だそうで嬉しい話ですね。
ですが、トランプ大統領在任の際はオバマケアを廃止したい意向だったようで、アメリカ社会はこのあたり、まだまだ油断ができません(バイデン大統領はオバマケア拡充の方向だそうです。)。
大統領によっては、政策も大きく変わってしまう国だからです。
バイデン米大統領、医療保険制度拡充の大統領令に署名、人工中絶支援組織への資金援助禁止を撤回(米国) | ビジネス短信 - ジェトロ
バイデン政権の政策課題とその取り組み | 特集 - ビジネス短信 - ジェトロ
アメリカはこれが激しい社会
そんな感じで、アメリカって富裕層は富裕層で天井なしですが、そういった高い医療費や、まだまだ油断の許さない健康保険の件などを考えると、個人的には、経済的に余裕がないと厳しい社会ではないかと実感するようになりました。
また、アメリカ社会は浮き沈みが激しいですし、レイオフも多いところ。
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「お金さえあれば~!」(かなり古い)といった昔々流行った番組ではないですが、ある程度の財力が必要な社会ではと思います。
老後のリタイヤーできるの?
また、一度その額に驚愕してしまったのが、将来、年を取ってしまい、例えば、寝たきりになってしまった等で介護をしてもらう必要が出てきた場合、施設費というものがバカ高いという話です。
2020年度のデータによると、アメリカの老人ホームでの個室の年間利用料は平均で$105,850(今日のレートでは1,200万円位)するそうで、驚愕の額ですよね。
引用元:
How Retirement Communities Work
ちなみに、そんな高い施設費用や介護費用をカバーするために、介護保険(民間の)もアメリカでもあるそう・・・。
念の為、下記リンクでご紹介しておきますね。
Medicaid vs. Long-Term Care Insurance: Comparing the Differences
アメリカでのリタイヤした後のゴールデンケースが、気候が良く、温かいフロリダでのリタイヤ。
でも、そんな良いリタイヤ生活をしている人って、大きな会社で一生を通して安定した雇用に恵まれ、財産や年金もかなりの額なのではと推測します。
そんな感じで、アメリカって経済的に豊かだと、好きなことをして、好きな所に住む生活ができると思うのですが、逆のケースになってしまうと厳しいところもあるし、特に外国では不安も募るのでは、と思います。
そんな社会の有様を見聞きするうちに、アメリカに移住後は早め早めに資産を築き、お金がお金を産む生活への転換(たとえ資産の一部でも)を早く狙った方が良いのかなと思うようになりました。
アメリカ移住での後悔とは?
繰り返してしまいますが、人間、若いときはある程度能天気に生きて行けるものですが、個人的な意見としては、このようなアメリカで生きていこうとするならば、そうしながらも頭はクリアーにしておき、早めに経済的に上記のような良いサイクルを築いておかないと、焦燥感や将来への不安が出てくるのでは、と思います。
アメリカでは、本当、経済的に豊かだったら全く困らないところ。
その層の人は、資産が資産を生む好循環を実現した人達ばっかりなんでしょうから・・・。
例えば、カリフォルニアの富裕層って、自分たちだけゲートの付いた閉鎖的な富裕層だけが住むコミュニテイーに住む、あまり流れ者の来ない丘の上の富裕層のエリアに住むなどするので、治安も心配しないで良いですし、自分たちだけの閉鎖された社会を作りあげる世界・・・。
上を見ればきりがないですが、そんな貧富の差も大きく油断ができない厳しいところもあるアメリカで、自分の意思で長く生活している人達は、既にフロンティア・スピリットが育っているので、“新天地で強く生きている自分”には誇りを持っている人が多く、あまり後悔をしていると考えない、または敢えてそう見せない人も多いと思います。
この段階になると、外国人はすでに自国に戻れない人格になってしまっている人もおり、アメリカで明るく、逞しく生きていく。健康に気を配り、人によっては元気なうちは働き続けるなどの、強い覚悟を持つようになり、次のチャンスにも備えます。
あるいは、自分の出身国である本国が、“福祉国家”で良いところであれば、そのうち帰国を画策したりする人も多いようなんですね。
例えば、先進国であるヨーローッパなどから来た人達などは、自国の良さを再認識したり、拝金主義や表向きが派手なアメリカに幻滅してしまったり・・・。
アメリカのように資本主義の極みのような国は、先立つものは大事。
さて、最後はデメリットをお話しすることとなりましたが、物事には多少のデメリットはつきもの。
前述のように、アメリカはとてつもないビッグチャンスが多いところなので、最大限にそんな好機を活かしたり、早め早めに資産形成の準備をするって事だけですよね、留意点としては。
では、そんなアメリカで、万全の準備のもとにアメリカンドリームを掴んでくださいね!
※:21.12.7時点でのリサーチによる金額です。また、それぞれのケースによって金額は異なることがあります。
レビュー数が”49,109件”と様々なジャンルで賞を取っている本書籍はおススメです!
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注:本記事での内容は、2021年12月時点での筆者のリサーチに基づくもので、コンテンツには筆者独自の見解も含んでおります。また、本記事では、法律的な情報を提供することを目的としていません。ビザに関する情報については、必ず移民弁護士にご相談いただくか、最新の公式情報をご確認いただきますようよろしくお願いいたします。