2023.09.19更新
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アメリカで鼻をかむということ
本日はちょっと軽めの話題。アメリカ生活の中で知っておいたら良いかな~と思われるマナーや習慣などの文化面について、在米歴10年の百花がいくつかお話します。これであなたもアメリカにスムーズに馴染めること間違いなしです!
さて、早速ですが、オフィスでも日本人が驚いてしまうのが、アメリカではほとんどの人が、人前でもダイナミックに鼻をかむということ(かむ音も相当なものです)。
会議をしているときにも平気で鼻をかむということは良く言われているようですね。
日本人が初めてこれを目撃すると、結構ショックを受けたりします。
それとは逆に、日本人がアメリカ人にショックを与えそうなのが、鼻風邪をひいたときに“鼻をすする”ということ。
アメリカではこれはご法度な(嫌われる)行為。
不健康とか不潔な感じを受けるので、素直にアメリカ式に、すぐ鼻をかめるようにしていたほうがよいようです。
ヌードルをすするのはダメ?
これについては、鼻を豪快にかむ事が普通なアメリカ人を見た後では、不思議なんですが、麺類をすする音が☓なこと(食事のすすり音、全般を含む)。
麺をすする音は、食事中にそれ(鼻をかむこと)を思い出させるからなのかな~と個人的に思ったんですが(証拠はありません)、立派なマナー違反となってしまいます。
麺をすすれない、多くのアメリカ人にとって麺(ヌードル)を食べるのは一苦労。
一本一本お箸でつかんで食べたり、フォークで食べたりして本当に大変! そのうち、麺もぶつぶつ切れたりして、全然美味しくないように見えてきます。
私の場合は、お箸で麺をひとかたまり口に放り込んで、”すすりを防止”していましたが、ちょっとこれは慣れが必要です。
本当、“麺をすする”って、こんなに便利なものだったとは・・・。
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意外とアメリカ人は縁起をかつぐ?
God bless you(ガッド・ブレス・ユー)
また、風邪をひいたときと言えば、これは面白い習慣。
アメリカでは良く、誰か近くの人がくしゃみをしたりすると、“God bless you(神のご加護を).”と言ってあげる習慣があります。
聞いたところによると、昔からの言い伝えで、くしゃみをしてしまうと魂が体から出てきてしまうというのがあるそうで、それを防ぐために言ってあげるフレーズだとか。
私なども、通っていた大学の図書館で経験済み。
隣に座っていた見知らぬアメリカ人の女子学生が、私がくしゃみをするたび、 “God bless you!”と・・・。『噂には聞いていたけど、本当なんだ~』とおかしかったですね。
くしゃみの度に言ってくれ、合計3回にもなってしまったので、かなり悪い気がしました(笑)。
ちなみに、“God bless you!”と言われた際には、ちゃんと”Thank you."と感謝するとよいそうです。
Knock on wood(ノックオンウッド)
また、アメリカでは、何か心配ごとや迷信など言ってしまった直後に、このフレーズを言うというのもあります。
言ったことが現実にならないようにと、木製のもの(デスクなど)を叩きながら、このフレーズKnock on wood(ノック・オン・ウッド)またはTouch wood(タッチ・ウッド)を言うもの。
“木の精霊”というのがいて、それが幸運を運んできてくれるという古くからの言い伝えがあり、おまじないフレーズのようになっているらしい。
私はと言うと、渡米前に通っていた英会話のクラスで習ったものです。
面白いフレーズで、実際にアメリカ人がデスクなどを叩いているところを見ると、『本当にやるんだ』と感動(笑)。
何か不吉な事を言ったあと、怖がった表情で慌てて木製のものを探し、それをノックするように叩くアメリカ人は、かなりユーモラス。
周りに木製のものが無かったら、困っちゃうんじゃないかな~って思いましたけどね。文化って色々違っていて、面白い。
これであなたも風邪などひいても大丈夫!
口臭エチケットについてはこちらでご紹介しています↓
トイレのマナー?
アメリカではよく、個人宅でパーティーをするのは、以前の記事でもお伝えしましたが、ひとつだけトイレのマナーで、『あれ?』というのがありました。
パーティ―などでトイレを色んな人が共有するシチュエーションのときは、自分がトイレを使い終えたら、トイレの入り口のドアを開けておくというルールです。そうするとだれかが使っていると、”一目でわかるから”だそうですが、これも面白いルールですよね。
あなたの友人宅でもあてはまるルールかもしれませんので、念のため。
さて、本日は軽めの話題でしたが、では、楽しいアメリカ生活をおくってくださいね。また、他にも、ちょっと驚いたけど愛すべきアメリカの日本との違いについて書いた記事もありますので、よかったらお読みいただけたら嬉しいです。
留学生達がちょっと驚いた、現地でのあるあるはこちら↓