アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

アメリカの寿司事情は? ルポしてみた!カリフォルニアロール 等

美味しそうに並べられたアメリカのお寿司

美味しそうに並べられたアメリカのお寿司

 

 

(注: 本ページにはプロモーションが含まれることがあります。)

 

日本人が大好きなお寿司。アメリカ現地では同じものが食べられるのかな、ってちょっと渡米前は心配するものですが、私の場合、そんな心配は無用だったと分かりました。

 

アメリカで独自の進化を遂げたお寿司たち?


アメリカ現地では、日本の寿司が“別物”になっていると揶揄されるコメントも、時には見ますが、私があちらで食べたお寿司の印象は、比較的全体的にあっさり味でヘルシーで、すし飯の味も申し分なかったです。

 

正直、現地の寿司屋では、どんなものを食べさせられるんだろう(たいへん失礼!)って、思っていましたが、やはりそこは、食にもうるさい人が集まるカリフォルニア。

 

現地でのメニュー(私の場合はカリフォルニアで見たメニュー)は、日本人が食べるような本場の寿司に加えて、ロール(巻きずし)ものなど、アメリカ人にとって食べやすい、ナマモノ感の薄いお寿司も用意してあります。

 

ちなみに、私がサンフランシスコ現地で良く行っていた、本格的お寿司屋さんは、下記のところです。店名を忘れていましたが、検索しているうちに思いだせて、嬉しい! 

 

場所的には、私も好きだった多様性の街、カストロにあります。雰囲気はちょっと高級な感じの、綺麗なお店です。価格は普通だと思います。

 

Hamano Sushiは下記のリンクから見れます。懐かしい・・・。

Hamano Sushi

 

ちなみに、B級グルメ的な、手頃な価格のお寿司屋さんもあって、そちらもお知らせしたかったのですが、今では閉店しているようです。列をなしてお客さんが並ぶところだったのに、なぜ・・・(泣)。

 

アメリカ人向けのお寿司メニュー

 

カリフォルニアロール

カリフォルニアロール

 

アメリカ人向けのメニューとしては、カリフォルニアロールという、カニカマとアボカドを海苔と一緒に巻いて、トビコを表面にまぶした巻き寿司や、スパイダーロール(フライしたカニが蜘蛛の足のように見える)のようにソフトシェルクラブ(蟹)をフライして、それをアボカド、カニカマ、トビコ、海苔などと巻いた巻き寿司などがあって、人気です。

 

インサイドアウト

 

インサイドアウト巻のロール

インサイドアウト巻のロール

 

私もアボカド好きもあって、このインサイドアウト巻は良くオーダーしていました。インサイドアウト巻とは、簡単にいうと海苔を内側につけて巻き寿司にしたものです。

 

このアメリカ人向けのこのインサイドアウト巻は、一見したところ、味が濃いように見えましたが、いただいてみると意外にあっさりして美味。なので、今でも時々恋しくなる食べ物です。

 

カリフォルニアはアジア人が多いせいか、アメリカ人向けのお寿司メニューについても、比較的あっさりめの味付けの“寿司リメイク”になっていて、私には全く違和感がなく、むしろ、好物となり、毎回必ずオーダーしていました。

 

アメリカ人が好きなネタ

 

現地のアメリカ人は、(と言っても、もちろんリサーチしたわけではないので私の周囲の人に限ってですが、)やはり、お寿司はだいたいの人が好きと言って、快くお寿司を食べに行く人ばかりだったですが、ネタとしては、ナマモノ感がごく少ないものが好みのようでしたね。

 

例えば、タマゴとか海老。タマゴは調理ものですし、海老はアメリカ人も良く食べる食材で、ボイルしてあるものも寿司ネタにはあるので、ウケが良いですね。

 

サーモン(鮭)については、アメリカ人もスモークサーモン(燻製したサーモン)をクリームチーズと一緒にサンドイッチで食べたりなど、好まれる食材ということもあり、違和感なく食べられるようです。蟹もアメリカ人は好きな人が多いので、ボイルした蟹も好まれますね。

 

マグロ(tuna)は意外と大丈夫な人が多いようで、脂がのっていて、色も味もちょっとお肉っぽいせいか、比較的寿司ネタとしても好まれるようです。

 

ショック! アメリカ人のもったいないお寿司の食べ方

 

海苔がビローン?


また、アメリカ人は海苔の食べ方に慣れていない人が多く、インサイドアウトのロールをそのまま口に放り込まずに、中心部に巻いてある海苔の部分をベローンと伸ばして食べにくそうにしている人も、見かけました。

 

恐らく、海苔に慣れていないので、噛み切りにくいということだと思うのですが、そんなに堅いものでもないので、日本人にはちょっと判らない感覚ですよね。お寿司は、是非、そのまま口に放り込んでほしい・・。

 

醤油はタレ?


また、健康上の理由と、お寿司の味を著しく損ないそうで気になったのが、アメリカ人の醤油の使い方

 

醤油を何かの“ソース(たれ)”のように思っていて、お寿司の握りを“ベチョッ”と醤油の入ったお皿に放り込み、大量の醤油がついて黒くなってしまったものを口に入れる人がほとんどだったので、真剣に食べ方のレクチャーをしてあげたくなりました。

 

親しい人には、勇気を出して、「醤油は塩分が多いから、浸けるのはちょっとでいいんですよ。」と注意してあげたのですが、「いいの、いいの。」という反応。

 

何度注意してあげても、この“ベチョッ”は続いたので、『アメリカ人はお寿司はそんなに頻繁に食べるものでもないから、気にしないでいいわね(心の声)』と結局注意するのは諦めた私・・・。

 

でも、本当、どなたか、アメリカで醤油を売るメーカーさんがいらしたら、ぜひアメリカ人用に、塩分が思いっきり控えめに入っている“お寿司用の醤油”を売り出してほしいです!

 

それくらい、醤油に関しては気になってしまいました・・・。

 

アメリカ人が気持ち悪そうに食べるお寿司ネタ

 

また、周囲のアメリカ人が苦手と言っていた寿司のネタもあって、あのトロッとした、ウニ(Sea urchin)独特の質感(texture)がイヤで食べられなかったり、イクラ(salmon roe)も生臭さがあるのか、ちょっと苦手そうでした。

 

うなぎも、あの調理前のヘビのような姿を思い出すのか、「eel・・・?私は結構です。」と、食べられていませんでしたね。

 

まあ、そのような高級ネタもアメリカ人も一緒に美味しく食べれたらいいのにな~と寂しく思うことも、何度となくありましたね。

 

でも、アメリカ人の知人と皆で食事に行くと、日本人は日本人が好きなネタ(しかもこれらは日本人には高級)があるし、アメリカ人が好きなお寿司は別にあって、上手く住み分け(?)のようなものができていて、悪くなかった感じでしたが(笑)。

 

しかし、日本人には、あのウニとかの高級食材が、アメリカ人に気持ち悪そうに食べられる瞬間って、ちょっとバチが当たっちゃうような、そんな気がしちゃうんですけどね(笑)。

 

まあ、チャレンジしてもらっただけでもいいか・・・。

 

では、本日はつれづれなるままに、アメリカのお寿司事情について書いてみました。

 

では、アメリカでは、美味なカリフォルニアロールを是非試してみてくださいね!

 

あわせてよみたい↓

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