2023.02.16更新:おすすめの書籍と教材を追加。
(注: 本ページにはプロモーションが含まれています。)
- 軽い食感やローカロリー食が癖になるベジタリアン料理
- ベジタリアン料理でよく使われる植物性の代替肉
- ベジタリアン料理でよく使われる食材―その他
- 植物性の魚介類はどこから来たの? これまた驚くほどクリエイティブなアメリカ人
- ミルクシェイクもベジタリアン?
- ベジタリアンで最後に注意したいこと
軽い食感やローカロリー食が癖になるベジタリアン料理
アメリカに住んでいた際に、知り合いの一人がベジタリアンだった関係で、よくベジタリアンレストランに誘われて行ったものでしたが、ベジタリアンって、何でも野菜っぽいものでこしらえられている気がして、お腹が満たされないのでは・・・、という心配があったのですが、そんな心配は何のその・・・。
そこはクリエィティブなお国柄のアメリカ。
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お肉の代わりになって、満足感が得られる植物性の食材が、アメリカでは豊富!
本日は、そんな食材とベジタリアンレストランで味わった料理についてご紹介してみます!
私自身、『これが使われていたのか~』という、目からウロコ現象だった食材の数々も・・・。
ベジタリアンについてはこちらでもっと詳しくお伝えしています↓
ベジタリアン料理でよく使われる植物性の代替肉
Seitan(セイタン)
まず、ベジタリアンなら食材のリストからは外せない、弾力があって、ちょっとお肉のような食感があると言われているSeitan(セイタン)。
Seitan(セイタン)は、代替肉として売られている、“小麦粉と水を混ぜてもみ、生地から細かい粉を取り除いたあとに残るタンパク質”から作られたグルテンという成分から作られている食材。
実は日本でお吸い物に入れたりする、日本の食べ物の“麩”を活用した食品だとか・・・。
アメリカでベジタリアンの知人が食べていて、私自身も知らずに食べていたものが、この“お麩”だったなんて、ちょっとビックリですよね。
通っていたベジタリアンのチャイニーズレストランでは、普通にお肉のように調理されていて、食感もお肉そのもので、満足感あり!
また、このSeitan(セイタン)は、こねればこねる程、肉っぽい質感が増すそうで、アメリカでは、ケバブみたいに調理したり、バーガーみたいに味付けしたり、メキシカンのバーベキューみたいに焼いてタコスにしたりと、何でもありのよう・・・。
テンペ(tempeh)
次に、これもまた、よく聞く、ベジタリアンでお肉の代わりに使われる、大豆から作られた食品テンペ(tempeh)。インドネシア発祥の大豆を使った醗酵食品。食感はしっとりしていて、これもまた、お肉のような食感があります。
参照元:
まるで納豆?お肉の代わりにも?インドネシア発祥の「テンペ」は使い勝手抜群のスーパーフード!|Webマガジン「発酵美食」|マルコメ
バーベキューにしてもよし、サラダに入れてもよし、カレーにいれてもよしで、概ね、使い方はseitan(セイタン)と変わらず、何でもいけるようです。
これも、アメリカ現地でベジタリアンのチャイニーズレストランで、いただいた食材。鳥肉の代わりに入っていて、カンパオ(Kung Pao)チキンのような料理に入っていました。
味つけや調理法は、本場のチャイニーズとまったく同じ。テンペ(tempeh)もやわらかく、しっとり調理してあるので、本物と全く遜色ないスパイシーなチキン料理(のまがい物)になっていて、驚愕しました。
[rakuten:mottainaihonpo:11491573:detail]
ハートオブパームとアーティチョーク
ハートオブパームは、実は私はまだいただいたことが無いのですが、南米などの暖かい地域産で、ヤシの芽の内側の部分から摂れるものだそう。
食感がお肉っぽく、これもアメリカではよく、代替肉として使われているということ・・・。
高級な食材となっていて、ごく柔らかいタケノコのような食感。サラダにしても美味しいし、焼いたり、フライにしても美味しいそうです。
次に、アーティチョークは、イタリアンの食材として日本でも売られていますね。
オリーブオイルとレモン、塩でそのまま、おつまみとして食べても、その柔らかい身が美味しい。焼いたり、フライにしたり、煮込んだりしても美味しいですよね。
アメリカでは、ハートオブパームより、よく見る食材です。ナント、キク科の植物だそうですが、そういえばそういう形に見えなくもないかな・・・。
ベジタリアン料理でよく使われる食材―その他
コーンブレッド
トウモロコシの粉で作るパン。オーブンで焼く煮込み料理のキャセロール(casserole)のような料理でお肉を入れる代わりに使われることもあるそうで、カサ増しもできて満腹感も味わえる。
gumbo(ガンボ)
ガンボって、実は野菜のオクラのこと、またはオクラを使った料理のことを言い、こちらもベジタリアンレシピによく使われる。
栄養もあるし、使いやすい食材ですよね。
Chickpea(チックピー)などの豆類や野菜
Chickpea(チックピー)とはひよこ豆のことで、最近は日本でもよく見ますよね。
アメリカでは、フムスというカリフォルニアでも人気のペースト状の食べ物(凄く美味しいです!)にも使われているし、ハンバーグに入れられたり、カレーの素材に使われたり、サンドイッチの中身に使われたり、ベジタリアン・メキシカンのタコスに使われたりと、出番が多い食材。
このChickpea(チックピー)のペーストを調理したフムス(Humus)というディップは、そのまま茹でたブロッコリーやカリフラワー、人参につけても美味の人気の食べ物で、アメリカ人は、そのまま生の野菜につけて食べたりもします。
フムス(Humus)は、文字通り”フムス”と読みますが、アメリカ人が発音すると、若干、”ホモス”のように聞こえます。
普通にカリフォルニアではスーパーに売ってあるので、是非試してみられるとよいと思います。トレーダージョーズとかでよく見た記憶があります。
他にも、日本でもおなじみの豆腐やナッツ類、かぼちゃの種などのシード類、マメ科の野菜なども、植物性プロティン(タンパク質)が豊富で、ベジタリアンフードでよく使われているようですね。
植物性の魚介類はどこから来たの? これまた驚くほどクリエイティブなアメリカ人
実は、アメリカのベジタリアンのチャイニーズレストランで、エビチリもよくオーダーしていたんですが、ナント、それに入っているエビも代替の食材が使ってあった。(しかも、エビとして調理してあるので、味も申し分ない!)
食感がツルツルで、形もちゃんとエビの形をしていて、色もエビそのもの。
調べてみると、これは“ビーガンエビ”なるもので、コンニャクを主原料としたものだそう。
なるほど~、あのツルツルの食感は、コンニャクの食感だったんですね。
他にも、ビーガンのカニステーキなるものが見つかりまして、こちらもコンニャクを主原料としているそう・・・。ローカロリーでダイエットにも良さそうですね。
これもまた、本物に見えます。
ビーガンカニステーキ
ミルクシェイクもベジタリアン?
その他、個人的に、ロサンゼルスでこれはお気に入りだなと思っていたのが、これ。
私があまり牛乳の匂いが得意ではないので、ベジタリアンのミルクシェイクがオーダーできるカフェがあったこと。
シェイク(ミルクシェイク)も完璧にベジタリアンのものを作れる、そのアメリカ人のクリエィティブさには驚愕してしまいます。
また、ベジタリアンのミルクシェイクって、植物ベースのミルクを使う(オートミルクや豆乳など)のは想像していましたが、なんと、“生クリームも植物性”なんて・・・。
カラクリとしては、生クリームの代わりにココナツミルクを冷やして、泡立てたものを使うそう。
これらのミルクシェイクは、ピーカンナッツなどのナッツ類やバナナ、イチゴなどの果物、バニラ、チョコレート、キャラメルソースなどで味付けや彩りがされていて、本当にポップ!
これも、普通のミルクシェイクと全く遜色なかったですし、牛乳特有の匂いもないからパーフェクト!
ロサンゼルスでは、探せば色んなところで、ベジタリアンのミルクシェイクが楽しめるそうで、下記参考にしていただいたら嬉しいです。
ベジタリアンのミルクシェイクが美味しいお店
https://vegoutmag.com/food-and-drink/10-spots-for-vegan-milkshakes-in-los-angeles/
ちなみに、ビーガンのアイスクリームもあるそうです(何でもあり。笑)
ベジタリアンで最後に注意したいこと
ベジタリアンで不足しがちな栄養素もある
最後に注意したいのが、ベジタリアンの食事は、きちんとした知識を持って計画的に行わなければならず、適切な食事なしには、必須の栄養素を欠くことになりがちで、植物性の食品もバラエティに富んだ食品を食べることが大切だそうです。
一例ですが、通常、お肉や動物性食品に豊富な下記のような栄養の摂取は充分であるか、気をつけたいところですよね。
参照元:
グルテンフリーとは
また、ベジタリアンに関心がある人が知っておきたいのが、小麦粉から作られるグルテンという成分にアレルギーがある人がいるということが、近年分かってきたため、その成分を使った食品を使わないことをグルテンフリーと言うそうで、アメリカのベジタリアンレストランでも、グルテンフリーの食材を使った料理を出すところもあります。
また、上手くベジタリアンになれて、健康的な生活ができるかなと思っても、冒頭でご紹介したグルテンで作られたseitan(セイタン)などを食べてしまうと、アレルギーを持っている人は気をつけないといけないということですね。
セイタンは塩分の取りすぎにも要注意
塩分も大変気になるところで、冒頭でご紹介したseitan(セイタン)は、加工品として売られているものは塩分が多く含まれているものが多いそうで、塩分の取りすぎには充分気をつけたい・・・。
本当、ベジタリアンって、“何を食べるか”に対して、色んな知識がいるんで、そんなに簡単でもないんですね。
では、今回、ベジタリアンについての記事の続編として、ご紹介してみました。
アメリカでは、ベジタリアンレストランは、イタリアンあり、メキシカンあり、アメリカンあり、チャイニーズありで、種類が豊富! 何でもござれ!
くれぐれもバランスの摂れた食事に注意して、ベジタリアンを楽しんでくださいね!