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サンフランシスコでのご近所づきあい
アメリカに住むと、ご近所づきあいってどうだろうと思いますよね。
極めて普通で自然です。
隣人に階段や玄関で会えば、“Hi(こんにちは)”と挨拶するし、興味が持てる人であれば仲良くなろうとおしゃべりもします。
私が住んでいたサンフランシスコのアパートには、職業がシェフの隣人、アニメーター、ダンサー、経営者など多様な人が住んでいて、サンフランシスコらしい感じのよい人が住んでいました。
お隣に住んでいたフリーのシェフ(女性)からは、仕事で映画のクルーへのケータリングサービスをした時のお裾わけをいただいたり。クリエイティブで美味しい差し入れでした。
アメリカでは必ずしも、“お土産を買って持ってきました”とか、引っ越しの挨拶等、きっちりした風習はないにしても、新しく引っ越してきた人と廊下で会えば話しかけたり、ご近所さん間でも仲良くなれば、相手が喜ぶものを分かちあったり、プレゼントしたりは普通にあります。
アパートの住人のダンサーのカップルとは、その方達が飼っている茶色の猫を通じて親しくなり、その方達の講演を見に行ったりして楽しい交流もありました。
また、アニメーターの女性をディナーに呼んで楽しく過ごし、勤めているアメリカの会社について教えて貰ったり。またある時は、彼女が旅行中、2匹の猫のペットシッターを頼まれたり・・・・。
楽しいことが多々ありました。
アメリカの建物も騒音はある
そういった楽しいご近所づきあいだったのですが、実は、人間関係らしい、ちょっとしたほろ苦い思い出もいくつかありました。
今日はその1つをお話ししたいと思います。
日本人は、とかく、日本の建物だけが壁が薄いものだと思いがちですが、アメリカのアパートでも色々とあります。
私が住んでいたアパートは、これもサンフランシスコらしく、お隣と壁がくっついているような小規模なアパートでしたので、隣人にお友達が来ていたりすると普通に物音がしたり、音楽を大きな音でかけているのが聞こえてきたり、足音も時折聞こえてきたりと、生活音は時折聞こえてくるレベルのところでした。
アメリカ人はハッキリ・あっさりしている
私がそのサンフランシスコのアパートに引っ越してから暫くしたころ、夕飯を食べていた時のことです。
階上の住人が、上の天井を「ガン、ガン!」と何か棒のようなもので1度叩いて来たんですね。
何事か・・・?
考えるとすぐ気づいたんですが、私はその頃、靴底の厚いアメリカの靴を履いていて、それが、階上の住人の騒音になってしまっていたんですね。
アメリカでは基本、家でも靴を履くか、ルームシューズのようなものを履いているかどちらかなので、私も靴を履いて家では過ごしていました(案外、アメリカではスリッパは履きません)。
日本では、こんな「ガン、ガン!」と叩かれて抗議されるまでの段階になったら、かなり険悪なムードになりがちですが、そういうのもなく、1度その夜の出来事について話し合い、お詫びして、その後何事もなかったように、普通に廊下であったら挨拶や軽い話しをしていたという・・・。
まぁ、私が対策を取ってルームシューズに履き替えてからは、騒音もなくなったんだと思いますけどね。
それにしてもアメリカ人は本当、“ハッキリ、あっさり”していて面白いですし、おつきあいも楽なところがあります。
一般的に親しい人を除いては、他人にそこまで興味がないですし、自分の人生を最大限に楽しむ国民性なんですね。
仲良くなりたければなるし、仲良くならなくても良い。
本当に気楽です。
では、アメリカで楽しいご近所づきあいを!
※こんな常識集は、あなたのアメリカ暮らしの強い味方となってくれるでしょう!
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