アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

アメリカ留学は辛い?ー問題が起こったときのふるまい方

悩む日本人女性 イメージ

 

 

注:本ページにはプロモーションが挿入されることがあります。

 

アメリカでは、ご存知のとおり移民の国。とにかく“主張をする事”が良しとされる、または “主張をしないと損をする”国と言っても過言ではありません。

 

各個人、個人が、人種も違うし、見た目も違うし、習慣も違う。多様性を極める国で、何も表現しないと理解してもらえないというのが根底にあるんでしょう。

 

本日は、そんな“主張”に纏わる私の体験談などをお話します。

 

家庭の事情で学費が払えない? 友人の場合

 

さて、アメリカの大学に通うには、受講費用と生活費全般を入れると、最低でも30,000ドル近く(日本円で400万円弱)かかってしまいます。

 

結構お高いアメリカの留学生活なのですが、私の友人のなかで卒業間近に、家庭の事情の急変で受講料が払えなくなってしまった友人がいました。

 

ある日彼女に大学のビルで会ったのですが、その件で学校に相談しに行った帰りだという事。すごく狼狽していて気の毒な感じでしたが、その後彼女は無事、大学も卒業しているんですね。

 

どういう解決策があったのかは、そこまでは聞けなかったので分からないですが、こういう窮地に立たされた際、事情を言って相談すれば、アメリカの大学はかなり柔軟。勉強熱心な生徒が必死な姿勢で挑めば、受講料を分割にしてくれたり、ちょっと支払いを延期してくれたり、特別に奨学金をまわしてくれたり。色々柔軟に対応してくれるのです。

 

受講料が払えそうにない-私の場合

 

私の場合は、大学の受講料として貯めていたお金が、為替の都合で目減りしてしまう、また、途中で大学の受講料が大幅に上がってしまうなどの困難もありました。

 

その際にも、そういった特別な事情で財政困難に遭ってしまった留学生に、アメリカ政府が働ける労働許可証を出してくれることがあるのですが、学校にその許可証を貰えるサポートをして貰うこともできました。(但し、成績は規定の水準を満たしている必要があります。)

 

また、大学の受講料が大幅に値上がりをしてしまったときにも、大学のFinance(財務)部門まで行って相談したところ、奨学金をまわしてくれたり等の支援も得ることができました。

まだ、学費が払えていない暫くの間でも、講義に出席させてもらったりもしていました。

 

とにかくアメリカの大学は、チャンスを求めて必死に努力する人には寛大なところです。

 

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必死になれば同級生だって助けてくれる

 

これは、アメリカで一緒に働いた日本人の同僚から聞いた話なんですが、彼女の話も良い話でした。

彼女は、アリゾナの大学に留学をしたのですが、そこは日本人が極めて少ない学校だったそう。彼女も車社会のアリゾナを、自転車で乗り切った苦労人です(私には想像もつきません)。

 

大学でも、英語での授業にも付いて行けず、テスト前の勉強も捗らず。「このままでは、単位を落としてしまう!」というところまでになり、泣きついたのがアメリカ人の同級生2人。

 

彼女の「助けて~」の必死の叫びに、一緒にStudy Group(勉強会)を作ってくれ、丁寧に勉強を手伝ってくれ、彼女は無事単位を取れたということ。

 

こういう感じでアメリカ人って、日本人の少ない地域でも、必死に助けを求めて頑張る人には親切な人も少なくないんですね。

 

彼女は勉強を手伝ってもらったクラスメイトとも、その後大親友になってアルバムに収まっていたけど、何となく羨ましかったな~。

 

彼女の英語でのコミュニケーション能力が、卒業後ピカイチだったことは言うまでもありませんね。

 

以前にアメリカ人の同僚から、アメリカの社会はこうなんだと聞いて関心したことわざ。

 

“The squeaky wheel gets the grease. (きしむ車輪は油を差される。)”

 

きちんと自己主張をすれば、見返りを得ることができるという意味だそうで、何も言わないと油は差してもらえない・・・アメリカでの滞在経験の後は、「納得」でした。

 

では、アメリカの生活を思いっきり満喫してくださいね!

 

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