アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

アメリカ大学―留学生は苦学生と良家の子女組に分かれる? ひと足先に学内を覗いてみよう

 

アメリカの大学のキャンパスでグループワークをする学生 イメージ

 

 

2022.03.09更新

 

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アメリカの大学の留学生って、色んなバックグラウンドを持つ人がいるんですね。本日は、そんな留学生達についてお話したいと思います。今から留学を考えている方のために、一足お先に大学内を覗いてみることとしましょう。

 

アメリカの大学は年齢も様々で国際色豊か

 

予想はつくと思うのですが、アメリカの大学は、働いて学費を稼ぎながら大学に行く学生も多く、特に私が卒業したサンフランシスコの大学は、大学院プログラムと一緒になっている大学だったこともあり、勤労学生が多いことで有名でした。

 

年齢でいうと、20代~30代位の層の学生が多かったように思います。その頃、私もその年齢層だったので、Right on (ぴったり)!という感じですね。

大学院は、40代周りの人も若干増えますね、当然。

 

また、大学の特色として、海外からの留学生も多く受け入れているようで、様々な国からの留学生と現地の学生で講義のクラスは構成されていました。

 

良家の子女と社会人留学生組?

 

アメリカに留学する良家の子女 イメージ

 

私は社会人留学だったので、会社で働いて蓄えた資金で留学をしていたのですが、今振り返ると、経済的にそれなりに充実した生活を送った後での留学というのは、やはり誘惑も多く、忍耐力も必要となってきます。

 

講義で一緒になる留学生達といったら、私のような社会人留学で苦学生っぽい人もいれば、世界各国の良家の子女もウヨウヨいる感じです。

 


 

 

良家の子女組

 

海外の留学生の中には、本国(タイ)では、「お手伝いさんが4~5人いて、こちら(アメリカ)では洗濯を初めなんでもしなくてはいけない。」と言っていた、ライティングのクラスの子もいましたね。聞いているクラスメイト達と教授は、別世界の事のように珍しそうにその話を聞いていましたっけ・・・。

 

また、別の日には、自習室で見かけたビジネスのクラスで一緒になったアフリカ人の女子が、指に4~5センチ大(!)のダイヤの指輪をしているのを見たり・・・。

 

卒業後はお父さんが経営している会社の重役になる予定の台湾出身の若い男子学生は、乗馬が趣味で、学期が終わるとラスベガスに遊びに行く予定とか・・・。

 

また、有名なヨーロッパの車メーカーの重役の息子と言っている、ベッカム並の容姿を持つ男子学生とか(その子はマリワナにハマっている様子でしたね(笑))。

 

身近な日本人の学生だと、アメリカンスクールを卒業してロースクールに通っている良家の男子、有名企業の駐在員のご家庭の子で、以前はアジア圏に住んでいた女性、会社経営している実の親戚に見込まれて、将来は会社を継ぐためにアメリカの大学に留学している女性などなど。

 

一人一人、輝かしい後ろだてというか、バックグラウンドを持つ学生ばかり・・・。

 

社会人留学生組

 

アメリカの大学の図書館で分厚い本を読んで学ぶ日本人学生 イメージ

 

一方、当然、私のような社会人学生は、元手になる資金にも限りがあるしで、どうしても“苦学生”っぽくなってしまうんですが、同じような境遇で、暫く日本で働いてからアメリカに来た女子学生達や、なんとしてもアメリカの大学院で学びたく、仕送りはタイトでも頑張っている男子学生とか。

 

また、カレッジに行っている女子学生も紹介して貰ったのですが、その子はオペアー(専門のビザがあるそうです。)といって、アメリカ人宅の小さい子供のお世話をしながら生活を維持し、勉強もしているという関心してしまうような女子学生もいました。

 

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周囲との違いに振り回されない

 

他の大学生が羨ましくなるアメリカの日本人の留学生 イメージ

 

そういうふうに、社会人留学生が、周囲の華やかな境遇に目が行ってしまうと、何かと格差みたいなものを感じてしまう時も無きにしもあらずなのですが、自腹を切ってアメリカの大学で学ぶために来ている学生は、しっかりレジャー三昧の暮らしや、バケーションでの贅沢からは心の距離を取り、自分自身に集中して努力を続けていくことが求められます。

 

うまく勉強が捗って成績もトップクラスになったあかつきには、奨学金の申し込みをすれば、授与されることも多くなりますし、それだけでなく、奨学金を授与された記録は、後々しっかりと履歴書に記入することもできます。

 

私の場合は当初、成績の上位者に授与されるフルスカラシップ(学費の全額が免除される奨学金の取得を目指して、学業を仕事のように捉え、がむしゃらに頑張っていたのですが、後々、通っていた大学はそれが無いということが分かり、途中でエネルギーの配分を変えることとなりました(笑)。

 

なので、そういう奨学金関係も、早いうちに確認しておく事も大事ですね。

 

意外に皆仲良くできる不思議

 

一緒に勉強するアメリカの大学の留学生 イメージ

 

さて、冒頭では私の同級生自慢 (!?) みたいになってしまいましたが、ポイントはそこではなく(笑)、強調したかったのが、まずは自分の目的に集中する事の難しさと大切さ。

 

また、後ろ盾は全く異なるクラスメイト達や仲間も、大学の授業の大変さや、異国で何でも自立して行動しなければならない苦労が共通するので、不思議と色んなことを取っ払って仲良くできることもお話したかったためです。

 

講義では、グループワークや討論、プレゼンテーションを一緒にする機会があるので、自然と共通項が持てるのも、その理由ですね。

 

また、これも嬉しかったんですが、私達苦学生組が、良家の子女組に対して、(そんな恵まれた環境にかかわらず)勉学に純粋に打ち込める情熱と真面目さは素晴らしいな~とリスペクト(敬意を持つこと)できたのに対して、彼らは逆に、厳しい状況のなか、頑張っている私達にも時折リスペクトの気持ちを見せてくれるということでしたね。

 

そもそも、アメリカの大学での勉強は真面目に取り組まないと厳しいですし、学期中は、あまり遊びほうけている人は見かけませんでした。

 

今できることに集中して楽しむ

 

アメリカの大きい家とマイカーのミニチュア イメージ

 

最後に、ここからは当時の私に対して言いたいことをまとめて終わりとしたいと思います。

 

毎日のスクールワークや、テスト勉強、アルバイトなど、本当に気が抜けなくて、大変な事もあるなか、更にアメリカの美しい家や暮らしなどの豊かさに目が行ってしまい、羨ましい気持ちも出て来てしまうよね。でも、まずは、過去の自分と比較してできなかった、充実した“今の体験”に目を向け、豊かな気持ちでいるように心がけるんだよ!

 

以前の自分、分かった?(笑)

過去の自分へのつぶやき、終わり・・・。

 

さて、今後また、お話したいと思いますが、アメリカは低コストで気軽に楽しめるスポットなど多く、景観もうっとりするほどですので、楽しまない手はないです。

 

あるいは、自分で食材の買い物をしてアメリカらしい朝食を作って楽しむのもよし、アメリカ特有のスパイスを調達してディナーを楽しむもよし、アメリカ人と楽しめるサークルに入るのもよし! ポットラックパーティーを計画するのも良し! 

 

何でも工夫しだいですよね。日本ではできなかった事をして楽しむ体験は貴重~。

 

また、アメリカの大学の実際の様子について更にご興味がある方は、アメリカ大学の授業風景や留学でのやり甲斐・忙しさなどについても、お読みいただければ嬉しいです。

 

では、長くなりましたが、精一杯、アメリカでの生活を楽しんでください!