アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

アメリカ移住での費用や大学の学費を捻出したいときはーその方法って?

アメリカでオペアとして働く女性と子供 イメージ

 

 

2023.2.20更新: アメリカでも部屋着または普段着に良さそうなパンツをお勧めとして追加しました。

(注: 本ページにはプロモーションが含まれています。)

 

さて、アメリカに住みたいと思い、まずは語学学校や大学で勉強したくて資金を貯める予定の人でも、現地で少しでも生活費の足しに働けたらな~と思うことはありますよね? 

 


 

 

私自身の経験からも、社会人留学をする人は社会の厳しさも知っており、将来の万一のことにも備えたい。

 

今回はそんなあなたに、アメリカで働きながら学校で学べる手段は有るのかをご説明したいと思います。

 

 

 

生活費を稼ぎながら勉強したい

オペア(Opea)の仕事

 

まず、子供が好きで、勤勉な社会人の方向けの方法。

 

J-1(※)ビザでオペア(アメリカの家庭の子供のお世話役)での渡航を考えてみるのも良いかもしれません。

 

アメリカでは、共働きでかなり忙しいご家庭が多い関係で、子供の送り迎え、食事の準備、在宅でのお世話、その他の家事などをできるお世話役に、家庭に一緒に住んでもらいたいという需要が絶えずあります。

 

オペアになる人は、一般的に外国人で若く、健康的な女性です。

 

通常、ご家庭(ホストファミリー)では、オペアには部屋の一室(個室)が確保され、そこに住むことができます

 

オペアは、子供の世話をしながらアメリカの文化を学ぶためのプログラムとなっているので、日中はコミュニティカレッジや語学学校に通うことができます

 

渡航費、食費、住居費が不要で、別途お給料も出るようなので、滞在費を大幅に削ることができ、それは大きなメリットとなりますね。

また、アメリカのホストファミリーと一緒に生活できるので、同居している家族からアメリカの文化を学べるだけでなく、自然な英会話も身につきます

 

私の知り合いで、オペアをしていた20代の若い女性がいたのですが、家事もこなせるし、考え方もしっかりしているし、アメリカ式にきちんと主張もできるという、関心してしまう人でした。

 

英会話力も素晴らしいし、アメリカ人とのコミュニケーションも上手で、そのうち、仲の良いアメリカ人の友人できたようでした。

 

傍から見て、オペアということで家事ばかりしないといけないのでは、と思っていたのですが、お休みもきちんと貰えるようで、彼女とは一緒に出かけたこともあるし、試験前には勉強をする時間もきちんと取れているようでした。

 

なので、子供が好きで勤勉な人には、いい選択ではと思いますね。

 

また、オペアプログラムを運営している会社のリンクを見つけましたので、参考にご紹介しておきます。日本には他にも色々エージェンシーがあるようですので、オペア(またはOpea)でググってみてください。

 

参照元:intrax公式サイト

www.intraxjp.com

※:J-1ビザは研修生やインターンなどが目的で取得できる労働ビザです。

 

学校内での仕事

 

私は、この件については、アメリカに行く前には知らなかった事なのですが、アメリカの短大や大学内での仕事に応募し、仕事に就くことができれば、そのまま、法律内で働くことができます。

 

通常、仕事に空きがあれば、学内の掲示板に募集が貼り出してあったりしますが、学校の留学生課や財務部などに、予め尋ねておいても良いですね。

 

ただ、時給は安く、現地でも働きたい人は多いので競争率が高いです。私の場合は残念ながら、応募はしましたが受かりませんでした。ですが、何度も応募してタイミングが合えば仕事に就ける確率も上がるでしょう。他の日本人留学生で、大学内で働いている人も見かけました。

 

学校内の仕事(Work on Campus)は、下記のような条件となっています。

 

  • 学期中は週20時間まで、学期中でないとき(大学が休みのとき)はフルタイムでの就労も可能。
  • 働くには、ソーシャルセキュリティ番号が必要となるが、現在はソーシャルセキュリティ番号は留学生は取得できないので、雇用主となる大学がレターを書いてくれるなどして、その取得に協力してくれる。

 

参照元:US Immigration and Customs Enforcement公式サイト-F-1 Student On-Campus

Employment | ICE

 

Pre-OPTやCPTでの就労

 

また、経済的に困ったときの為に覚えておいていただくとよいのが、アメリカの大学にF-1ビザで入学している場合は、1年間フルタイムで就学した後に、プリ・オプショナルプラクティカルトレーニング(Pre-OPT)という労働許可を、大学(学校)から支援して貰い、出してもらうのも可能だということです。

 

また、CPTという大学のプログラムの一環として働ける労働許可もあります。

 

Pre-OPTとCPTについては、下記の記事で詳しくご説明しています↓

surviving-us.com

 

予期せぬ経済的困難による労働許可とは?

Economical Hardship(経済的困難)での労働許可証

 

また、アメリカでは、予期せぬ事項による留学生の経済的困難にあたっては、労働許可証を発行してくれることがあります。

こちらの労働許可証では、職種に関わらず週20時間まで働くことができ、また、大学が休みの時期はフルタイムで働けることとなっております。

 

その前に、まず、忘れてはいけないのが、学校に通うためのF-1ビザを取るには、充分な生活費と学費の貯蓄があるということを証明するために、入学手続きの際に前もって、大学に銀行の残高証明書を提出する必要がありますので、その証明なしでは入学の許可が降りないことになっています。

 

ただ、在学中に思わぬ怪我をしたり、病気をしたり、またご家族から資金を出してもらっている学生であれば、ご家族の突然の事情で資金の送金が継続できないなど、予期せぬ出来事が起こることも万が一あるかもしれません。

 

他にも、通貨の価値が大幅に下落したり、大学の授業料が大幅に増加したり、その他の予期せぬ事情も考慮してもらえるというのがあります。

 

また、学内で雇用してもらっていた場合(Work on Campus)には、予期せぬ出来事が起こった後に、その仕事がなくなってしまった(学生に落ち度がない場合に限る)り、その学内での仕事だけでは経済的ニーズを満たすことができないなどの状況のときに限定して、この労働許可証が貰えることもあります。

 

また、この労働許可証を授与する前には、少なくとも1学年度、学生としての身分を保持し、学業成績が良好(悪くないレベル以上)な状態で在籍していなければなりませんので、これも重要な条件となります。

 

実際の申請の際には、大学の留学生課(あるいは相当の課)に相談すれば、在学中限定で労働許可証を発行してもらう支援をしてくれます。

 

大学から推薦状のようなレターを貰い、起こった予期せぬ事情を分かりやすく説明した申請書をUSCIS(米国市民権・移民業務局)に提出します。

 

参照元:US Immigration and Customs Enforcement公式サイト- F-1 Student Off-Campus

https://www.ice.gov/sevis/employment#offCE

 

実は、私の場合、このカテゴリーでの労働許可を授与してもらった経験があります。

 

大学が始まる前のオリエンテーションで、この件については聞いていたのですが、まさか自分がそういう状況になるとは思っていませんでした。

 

一時、為替の下落と大学の授業料の値上げ、また、キャンパス内での仕事に応募はしたものの雇用されなかったということで、文書で事情を説明し、USCIS(米国市民権・移民業務局)に労働許可証の申請をし、無事授与されたという経緯がありました。

 

なので、学校が始まる前のオリエンテーションの話は、きちんと集中して聞いておいた方が良さそうです(つい、講義ではないので気を抜いてしまいますが・・・)。長い留学生活、何があるか分かりませんからね。

 

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番外編

奨学金

 

また、番外編として、仕事ではないですが、奨学金のことも触れておきたいです。

アメリカの大学では、返金が不要の奨学金が多く授与されています。

何かと今後の資金の足しが欲しい、決して油断できない社会人留学生にとっては、奨学金は抑えておいた方が良い事項です。

 

奨学金については、経済的ニーズにより授与されるものと、成績優秀者に優先的に授与されるものの両方がありますので、大学の成績は良いにこしたことはないですが、成績があまり芳しくない時期でも、諦めずに応募することです。

 

また、早めに大学のFinancial Department(財務部)に立ち寄り、奨学金の応募について聞いておいたほうが良いです。

 

私もそれぞれは小口ではありますが、通っていた大学から多数の奨学金をいただくことができましたので、本当にありがたかったです。

 

では、アメリカでは日頃からまめに情報はチェックし、生活を楽しく乗り切ってくださいね。

 

良いアメリカ生活を!

 

注:本記事でご紹介している情報は、法律関連の情報を提供することを目的としておりません。法律に関する情報などについては、必ず公式サイトにて最新の情報をご参照ください。

 

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