アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

アメリカ人との恋愛―交際の仕方がちょっと違う・これだけは知っておきたいことって?

アメリカで男女がデートしているところ イメージ

 

 

2023.5.18更新: アメリカ移住のためになる書籍など追加

(注: 本ページにはプロモーションが含まれています。)

 

アメリカでの異性との交際の仕方って、日本人とちょっと違うところがあるんですよね。(国が違えば、やっぱりそうですよね・・・。)本日は、現地でこれだけは知っておいたほうがよいと思われることについて、在米歴10年の百花がお話します。これであなたもアメリカ人との交際が上手くいくこと間違いなしです!

 

付き合ってくださいは無し?

 

 

さて、初めに、アメリカ人との交際で、日本人と一番違うのが「付き合ってください。」の“告白”のようなはっきりした、分かりやすい意思表示があまりないこと。

 

アメリカでも男性が連絡先を聞いて来て、デートによく誘って来たりとか、同じくあるんですが、この、いつからがボーイフレンドとガールフレンドかの線引きが難しいところがあります。

 

また、日本ではカジュアルに聞こえがちですが、アメリカでは、“ボーイフレンドとガールフレンド”は一般的に、まじめに安定して付き合っている関係を指します。

 

アメリカ人との交際の深まり方

 

通常、やはり相手に興味のある方や、誘うガッツのある方がデートの誘いはするのですが、その前に、アメリカ人はカジュアルに“flirt(イチャイチャする、軽く意中の相手と会話するなどの意味)”したりして、親しくなっていくようです。

 

スーパーマーケット、カフェ、レストラン、道、職場、学校、スポーツジム、パーティー、バー、クラブ、ご近所、インターネットと、遊び心に長けていて、エネルギッシュなアメリカ人にとっては、その全てが、交際する相手を見つける場所となり得ます

 

ちょっと話してみて「いいな~」ということになれば、もし会社に勤めている人であれば、まずはランチデートに誘ってみたり。あるいは何かのイベントに誘ってみたり。そうやって、楽しみながら交際を深めていきます。

 

アメリカ人が好きなランチデート

 

あっさりしているというか、後腐れがないというか(笑)、アメリカ人って、このランチデートが好きで、ちょっといいな~と思った相手には、お試しで、時間に制約があるランチデートに誘うこともあったりします。

 

あまり良く知らない相手と話が弾まなくても、時間が1~1時間半位のお昼休憩に行けば、予め過ごす時間が決まっているので、気まずくなることはないですからね。

 

また、ランチはディナーよりも、経済的負担が少ないという理由もあるようです(笑)。一般的に、アメリカ人はこの辺にも割り切った考え方の人が少なくありません。

 

私はそういう人を見ると、『日本人の男性の方が寛大なのでは・・・。』という考えが頭をよぎることがあります(笑)。(安易な比較の仕方は、よろしくないですね。)

 

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アメリカ人は交際に対しても合理的?

 

それから、アメリカ人って、交際に対しても合理的だな~と思ったのが、真剣な関係になる前には、カジュアルな関係を楽しむ人も多いようです。

 

これが日本人には、ちょっと分かりにくいと思うのですが、例えば1人の人と度々デートに出かける関係になっていても、その人以外にも会っている人がいるかもしれないということです。一般的に、モテる人であったり、社交的である人であれば、自ずとそういう傾向も高くなるようです。

 

Serial dater(連続でデートする人、デート魔)?

 

あるいは、その人が、同時にカジュアルに交際をしている人が何人もいなければ、もしかしたら、短い期間で連続して色々な人と交際する人かもしれません。例えばですが、1人の人と1ヶ月位付き合って交際をやめ、その後すぐ違う人とまた短い期間付き合って、それを何回も繰り返している人もいます。

 

これも、モテたり、社交的でデートの相手に困らない人に多いようですが、もしかしたらこれは、コミットメントフォビアの症状のときもあります。(こちらについては、また後述しています。)

 

なぜそういう割り切ったことをするの?

 

アメリカ人がなぜ一見、日本人には “割り切った感じ”に見えてしまう付き合い方をするかというと、これも合理的な理由で、第一にアメリカには、社交的でエネルギッシュな人が多いので、どこに行っても出会いのチャンスがあるというのと、また、暫く“この人”と決めて付き合わないことによって、一番相性が良く、自分にとって魅力のある人に会うためという、合理的な理由のようです。

 

中には、親がそういう付き合い方を“教える”というのも、聞いたことがあります。簡単に決まった相手と真剣な関係になって失敗するより、まずは色んな人と出会って、一番適した相手、魅力ある人に出会うためのリスク管理ということでしょうか?

 

結果、アメリカ人同士で、かつ、両方がこういう感覚で付き合っていれば良いのですが、どちらかがアジア人のように、比較的交際を真面目にとらえてしまう文化の出身の場合は、自分だけが貴重な時間をその人に割いてしまうことになるので、見極めるなど注意も必要です。

 

つまり、女性側の態度としても、仮に強く惹かれる特定の人が現れたとしても、”真面目な関係になるまでは、その人との交際だけに固執せず、デートを楽しむ姿勢でいたほうが良い、デートの相手に困らない魅力的な人またはそう思わせるような充実した人でいましょう。”とアドバイスしている記事も、アメリカで読んだ記憶がありますね(笑)。

 

個人主義の国はデートも気が抜けませんね(笑)。

 

Commitment Phobia(コミットメント フォビアー深い付き合いを恐れる恐怖症)って?

 

また、先に述べましたが、アメリカ人(特に男性)のなかには、真面目に相手と付き合えないCommitment Phobiaを持っている人もいます。

 

これは、以前に真面目に付き合っていて傷ついたとか、望まぬ離婚をしてしまったり、交際が大変だったとかで、真剣に相手と付き合えないようになってしまっている状態、またはデートをするスリルだけを楽しみ、真剣な交際ができない人のことをいいます。

(注:こちらについては、また新しいcommitment(コミットメント)に関する記事でわかりやすくご紹介しております。)

 

このような状態の人と出会って、こちらも火遊びを楽しむ位の程度のときは良いのですが、そういう人は自分は真面目に付き合う気もないのに、思わせぶりな態度をしてきたりすることもあるから厄介です。

 

ですが、アメリカ人は面白いことに、率直に言ってしまう人も多く、「まだ別れたばかりだから、軽い関係が欲しい時期です。」とか、「I just want to have fun(楽しみたいだけなんだ).」

とかわざわざ言う人もいて可笑しいです。そういう場合は、自分が同じような関係を望んでいない限りは、パスします(笑)。

 

どうしたら真面目に付き合っていると分かるの?

 

ただ、真面目に付き合う段階になったら、あまり日本と違いはないようです。例えば、定期的にデートして、お互いが充実した楽しい時間を過ごせたり、お互いのキャリアや将来のことを話したり。

 

記念日関係も良いサインとなりますね。誕生日やバレンタインを一緒に祝ったり。また、自分の仲の良い友達に紹介したり、家族に紹介したりする関係になったら、ボーイフレンドとガールフレンドになったと言っても良さそうです。

 

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また、どんなにプレイフル(楽しく、無邪気に振る舞うことが好き)なアメリカ人も、ちゃんと真面目に付き合っている相手に対しては、もちろん真摯に対応する人がほとんど(一部のプレイボーイなどの困った人を除けば)です。

 

なので、『もしかしたら、上手くいっていないんではないか?』、『大切にされていないんではないか?』という疑念が湧いてきたら、その勘はだいたい当っていると思って良いかもしれません。

 

暫く交際している相手に、思いやりがなく、身勝手な行動ばかり見られるようでしたら、決断をするときです。その場合は、また振り出しに戻って、素敵な人だな~と思った相手と“flirt(イチャイチャする、意中の人と軽く会話を楽しむ)”したりして、出会いを探した方が良さそうです。

 

アメリカでは気楽に構えてデートを楽しみ、自分にとってベストな相手と付き合いたいですね。

 

では、“Have fun in dating!”

 

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