2023.05.16更新:ためになる書籍の差し替えをしました。
(注:本ページにはプロモーションが含まれています。)
州・地域によって違うアメリカ
ひとえにアメリカといっても、その土地は広大で、文化もそれぞれ全く違います。留学する場合や長期の旅行でアメリカを訪れる際は、自分の志向にあった場所を選ぶと何かとしっくり行くのではと思います。
私は実は、カリフォルニア2箇所とニューヨーク等、アメリカ国内は全部で6箇所訪れていますが、その文化や人々の違いを見て、都度驚きなどがありました。ここでは軽く、そのお話をしてみたいと思います。
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アメリカ西海岸-サンフランシスコ
まず、私が訪れて一番好きな街だったのが、霧の街、サンフランシスコ。その当時、英会話の個人授業をして貰っていたアメリカ人の先生が薦めてくれたのが、サンフランシスコです。
サンフランシスコは、“Everybody loves San Francisco” がそのニックネームと言われ、住んだ人が皆好きになってしまう街という意味だそうです。
街には、日本人の街・ジャパンタウンから、中国人の街・チャイナタウン、イタリア人の街・ノースビーチ界隈などを中心に、本格的なエスニックフードが味わえるレストランが揃っており、グルメな人には堪えられません。
また、サンフランシスコは、白人が全体の5割近く、アジア人も全体の3割以上の比率でおり、特に国際色豊かなところなので、留学生達もオープン。人種、国籍の区別なく仲良く会話したり、勉強したりすることも多かったです。
あくまでも傾向的なものですが、サンフランシスコの現地の人も、不動産を持っていたり、不動産関係の仕事をしていたり、アニメーション関係の仕事、シリコンバレー周辺のハイテク関係やライフサイエンス関係の仕事をしていたり、弁護士が多かったり、会社を持っている人が多かったり。何となく生活や考え方に余裕がある人が多かった気がします。
余裕がありすぎて、あまり暑苦しい主張もない人が多く、はじめは流れるようなカリフォルニア英語を話すカリフォルニアンは、私には少々退屈に感じたほどです(私は、日本ではバリバリのパンチのあるジョークを飛ばす、ニューヨーカーから英語を習っていました。)
サンフランシスコ特有の霧も出るので、肌寒いときもあり、服装はレイヤードルックが一般的ですが、それ以外のときは天気もよいですし、気候も常春。 週末にはレイクタホに行ったり、サイクリングロードを自転車で走ったり、キャンプをしたりと、サンフランシスコの人達は常に自然も楽しめている感じでした。
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ゲイの街カストロ
また、話は戻りますが、サンフランシスコはゲイ(同性愛者)の街でもあります。
私が通っていた大学には、ゲイであることをオープンにしている大学の先生もいました。
ゲイの街はカストロというのですが、そのエリアのレストランも美味、かつ洗練されていて、街自体がストレート(異性愛者)だって受け入れてくれる懐の大きさがあり、私も良く遊びに行っていました。
ゲイの友達ができると、恋愛の話などもオープンに話してくれるし、なんらストレートの人と変わらないので、そのうちそれが普通になってきます。何より、やはり差別も無く、だれもが恋愛を謳歌できたり、結婚できたりするこの街は、幸せな街だな~と感動したものです。
ゲイの街、カストロを歩いていると、ナイスルッキングな(見た目が良い)若いカップルが、躊躇なくキスを交わしているところを見たりして、本当に幸せな気分にしてくれます。
街は本当に綺麗で、いかにゲイの人達が綺麗好きで、センスが良いかが分かります。また、ゲイの人は考え方も進歩的な人が多く、懐の大きい人が多い気がしました。
ゲイの人達の中には、結婚して子供を養子として迎える人も多いようで、ある日カストロのレストランで食事をしていると、白人男性二人のカップルが、黒人のかわいい女の子の赤ちゃんを連れているのを見たこともあります。恐らく養子に貰った子だと思うのですが、すっごく進んでるな~と感動した日でした。
今はアメリカではアジア人に対する人種差別などが、またコロナの流行でひどくなってきているようですが、サンフランシスコは元々、人種間の違いには寛容なところです。異人種間の恋愛も、全く珍しくありません(普通過ぎます)。
参考までに比較としてお伝えしたいのですが、大学入学時のオリエンテーションで知り合った、日本人の女性が話してくれた事なのですが、以前、彼女がロサンゼルス郊外の学校に通っていたときは、白人ばかりで誰も話しかけてくれず、“透明人間”のような扱いを受けていたということ。
“透明人間”はキツイ!
彼女は、「こちらは本当にだれとも話しやすいから嬉しいね。」と言っていたので、その違いは大きいですよね。
今はコロナの流行で、このサンフランシスコでさえ状況が変わってきているようですが、早くアジア人への差別から立ち直って、元の懐の大きさを取り戻してほしいです。
そんなこんなで、サンフランシスコは微笑みの街って感じでした。まずは「Hi!」からはじまり、ニッコリ微笑む人々の街だという印象があります。
日差しの強い西海岸では、つばの広い帽子が素敵!
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アメリカ西海岸-ロサンゼルス
次に、私が意外に好きになってしまったのが、ロサンゼルスでした。私にとっては、新しい仕事のチャンスを求めてきた場所となりました。距離的にもサンフランシスコから車でも行ける位の距離(車で7時間位かかります)なので、何とかなるだろうとの思いで移り住みました。
ロサンゼルスは、映画制作関係の人が多く住んでいる、ハリウッドに代表される映画の街。気候も常春で、ほとんど毎日晴れ。霧も出ず、また湿気も少なく、カラッとしていて過ごしやすいところです。
Momokaからのお知らせ―ここで突然のお知らせですが、アトモフですと、窓からヤシの木の景色を見ているような鮮明で美しい映像を在宅のまま楽しむことができます。
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ヤシの木が立ち並ぶ場所が多くあったり、また、サンタモニカに代表される多くのビーチは、砂浜も美しく、快晴の天気のもとでゆっくりできるし、何回訪れても幸せな気分になれます。
サンフランシスコに住んでいたときは、ロスにいる人たちが頻繁に「ビーチへ行こう」的なノリで話すというのを聞いて、ちょっと能天気(失礼!)な人達が住んでいる街のような印象を受けたのですが、この気候とビーチの美しさを見ると、その訳が分かるっていうものです。
また、ブランドものがそろっているビバリーヒルズ、映画スターの手形で有名なウォーク・オブ・フェイムなど、その雰囲気はやはり、日本人が思う、“これぞアメリカ!”という感じです。
また、世界中から映画ビジネスのために俳優志望の人達が来ますので、美男美女が多く集まるところでもあります。
住めば都とは言ったもので、暫くしてからはロサンゼルスが大好きになってしまった私ですが、それでも当初、サンフランシスコから移ってきた際に、かなりのカルチャーショックを受けてしまいました。
次はロサンゼルスについてカルチャーショックを受けたお話をしたいと思います。
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ロサンゼルスででショックを受けたこと
ある日、初めてロサンゼルスに着いたその日、早くもロスの洗礼を受けてしまった出来事がありました。
住居を探す前に宿泊したホテルで、ラジオをつけていたのですが、ロスならではの広告が何度も何度も派手に流れてきました。
“Breast Augmentation, two for$5,000(※), two for $5,000!(豊胸手術が両方で5,000ドル、5,000ドルです)”
という謳い文句の整形手術のコピーが聞こえてきたのです。
いや~、もう2枚で1,000円のTシャツじゃないんですから・・・。
サンフランシスコではこんなの聞いたことないですし、やっぱり映画の街のせいか、「見た目重視」なところ(この時点でのごく個人的見解です)なんだなと、しみじみと思ったものです。映画産業の影響を少なからず受けていますね。
良くも悪くも、ロスは映画産業の影響を受けているんだな・・・もっと中身重視のサンフランシスコに帰りたい(個人の見解です。)・・・と初日から強く思った出来事でした。
※:金額は例です。
ロサンゼルスでショックだったこと2つ目
次に、サンフランシスコと比較して、また違うな~と思ったのが、ロスでは比較的、人種によってコミュニティーが分かれてしまっているかな、ということでした。
ロスには日本人が多く住むエリアがあり、日系のスーパーマーケットやビジネスも多く立ち並ぶところです。日本人コミュニティーも大きく、日本人の中だけで過ごそうと思えば過ごせるところになっていて、便利ではあるのですが・・・。
例えばなんですが、人種の違うラテン系の男性と食事をしていると、別テーブルにいるアジア系のカップルが、「どうしてこの人と・・・?(アジア人はアジア人と付き合うのよ、的な)」みたいな眼差しを“じーっ”と向けてきたり。
本当に些細な事なんですが、異人種間の交流が盛んなサンフランシスコとは若干違うな、という感じを受けました。また、日本人同士の結びつきも強いので、日本にいるように感じる時も無きにしもあらずでした。
アメリカ東海岸はもっと違った
カリフォルニア州の中だけでも都市によってこんなに違うので、州が違うと更に文化は異なってきます。
私は、アメリカ現地での生き残りを掛けて、知り合いの住んでいるニューヨークにも出かけたことがありますが、本当に人の態度や表情に違いが感じられました。
その際、ある会社の面接を受けにいったのですが、そこでは日本人(そこで働けば先輩に当たる人)の女性が働いていました。
私は軽く自己紹介をし、笑顔で挨拶をした後、面接の部屋に向かおうとしていました。
するとその女性に、ちょっと険しい顔で、
「早く歩いて下さい!」
と突然言われたのには驚きました。
早く歩いてって・・・?
まずは、笑顔は笑顔で返されるのが普通だと思っていた私は、ちょっとバツが悪く感じました。
その後、コーヒーを飲みたくてスタバに入るにも、店員さんの笑顔は少なめだし、そっけない感じだし。道を歩いている人も気のせいか、みんな険しい顔をしているしで、環境はやっぱり違うなという印象を受けました。
そういえば、ニューヨーク出身のアメリカ人の友人からも、ニューヨーカーは挨拶もそこそこで本題に入るとか、早口とか、白い服を来ていると夕方には黒くなる(特に地下鉄)とかも聞いていたしね。
考えてみると、ニューヨークは銀行家とかストックマーケットとか、超高速ペースでの仕事をバリバリしている人が多いんでしょう。
一瞬の油断もスキも無いようなファイナンス関係のビジネスに従事している人が多く、ニューヨーカーは忙しい。それに気候も夏は暑いし、冬も超寒くて、カリフォルニアのように“毎日晴天、温かい!”とはいかない。
・・・と、自分なりに納得した1日となりました。
でも、前回行ったメトロポリタン美術館は素晴らしかったな・・・。
という感じで、将来留学や移住する場所については、自分の性格や目的、車の運転などを考えて決定すれば更に充実するのではないでしょうか・・・?
というお話でした。
では、本日はこのへんで。See you, next time!
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