アメリカ滞在10年間のサバイバル日記

アメリカと英語に魅せられた女性の滞在10年間のサバイバル日記

アメリカ人の性格の大らかさと上手く付き合っていくには?

アメリカの旗と乾いた
土地とアメリカ人女性 イメージ

 

 

2023.02.22更新:おすすめの書籍を追加。

(注:本ページにはプロモーションが含まれます)

 

アメリカ人って、性格が大陸的で「大らか」って聞いたことはあっても、本当のところはどうなのって思うことはありますよね。本日は、私がちょっと驚いてしまったエピソードに絞ってまとめましたので、参考にしていただけたら嬉しいです!

 

ルンルンの運転手

 

私は留学先がサンフランシスコだったことは、以前の記事でもお話したのですが、まずはそこでのお話から。

 

サンフランシスコでは、路面電車とバスの両方がある、MUNI(ミュニー)という公共交通機関があるのですが、サンフランシスコに留学の下見の旅行に行って、そのバスを利用したときのこと。

 

私はまだ、サンフランシスコではドキドキで、緊張しながらバスにも乗っていたのですが、ある日、どこからか、

 

「トゥララララ~♪、ララララ~♫」

 

と歌が聞こえてくるではないですか。

 

マイクの声は運転席からしかしないので、そちらを見ると、カーブのところで豪快にハンドルを切りながら大音量で歌を歌っている黒人の運転手さんの姿が・・・。

 

その方、ずっと歌を歌っていましたし、ちょっと“ハイ”になり過ぎている感があったので、“おかしい人”じゃないかなと思うほどだったのですが、これでとおっているなんて、ちょっと凄くないですか・・・?

 

他の乗客を見ていても、特段変な表情をしているふうでもなく・・・。

 

私には、思いっきり“危ない人”に見えたので、その際、早くバスを降りられてホッとしましたね。

 

まあ、カリフォルニアは毎日お天気も良いですし、常春(とこはる)で気候も良いので、歌を歌いたい気持ちも分かるんですが、ちょっと“アメリカ文化ビギナー”の私にはキツすぎました。

 

カリフォルニアの気候については、下記の記事でご紹介しています↓

surviving-us.com

 

よかったら、こういう書籍も読んでみてくださいね。。。

 

アメリカの空港の荷物係

 

アメリカに旅行した方は経験があると思いますが、アメリカの空港の手荷物受取所(baggage claim)での荷物係も、そのおおらかさ(というか、雑さ)には定評がありますよね。

 

日本人だったら引いてしまうのが、トランクやボストンバッグなどをレールに乗せる際に、荷物がガンガン投げられているところ。

 

“おいおい、中に何が入っているか分からないでしょ!”と言いたくなるのですが、アメリカ人の国民性なのか、はたまた職業柄なのか、誰も何も警告をしていないというのも驚きですよね。

 

手を振る救急隊員

 

これも、サンフランシスコに渡って暫くしてからの話なのですが、ある日、ダウンタウンを歩いていたときのこと。

 

気付いたのは、救急車が道路の中ほどに停まっていて、患者さんをタンカーで運んでいるところ。

 

私は、知人と二人でタンカーの方を心配げに見ていたんですが、なんと、優しそうな白人男性の救急隊員のひとりが、こちらを振り返って手を振るではないですか。

 

「え~っ」と思って引きつりぎみで微笑むと、あちらも微笑んで救急車に乗り込んでいったという・・・。

 

救急隊員さんも、毎日のことで患者さんには慣れているとはいえ、かなりおかしいですよね。これを“大らか”と言ってしまうと、ちょっと不謹慎でしょうか・・・(笑)。

 

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支払う前に飲んでいいの?

 

これもはじめは凄く驚いたんですが、現地のアメリカ人の中には、ドラッグストアなどでドリンクを買う際、レジの前の列に並びながら、ボトルの栓を開けて飲んでしまう(支払い前の商品を)人がいるということ。

 

喉が異常に乾いていたのか、既に買うつもりだからOKと思ってのことか、これは日本では見ない光景ですよね。その後、その人が普通に支払いを済ませているところを確認しましたが、誰も注意することがなかったという。

 

その後も何回か目撃したことがある(もちろん、別の人)ので、お店の方も支払うことを前提で大目に見ているんでしょうね。

 

手術したときにも驚いた!

 

また、そんなに大げさな手術でもなかったのですが、私はサンフランシスコの留学2年目位のときに、現地で手術を受けています。

 

そこの病院はそれまで何回も通って、自分としても信頼を持てたところなので、手術にも安心して臨みました。

 

当日も担当の女性の看護師さんが付き添ってくれ、手術の進行を優しく説明してくれました。麻酔は部分麻酔で行いました。

 

そこで、暫くして、“はいもうそろそろ終わりですよ”、といった段階のところで、ちょっとあたりがザワザワ・・・。

 

何かな~と思っていると、その看護師さんが、「ちょっと待ってね。傷を軽く縫おうとしているんだけど、今糸が無いのよ。糸を取ってくるから待っていてね。もうちょっとで終わりよ。」

 

と私に説明をしてくるではないですか?

 

「ハア~?」(心の声)

 

そのとき私は、聞いたこともないそのおかしさに、思わず、笑う(但し、苦笑い)しかなかったという・・・。

 

たまたまだったのか、あるいは重い手術ではなかったから、というのもあるのか、そういうところでは、変に真剣になりすぎない、ちょっと気を抜けるところではそうするというか・・・。

 

個人的な意見ではありますが、そういうところがアメリカ人らしいな、と自分なりに思ったものでした。

 

もちろんその後、手術は無事終わり、すぐさま、元気に歩いて帰りました。

 

いや~なかなかできない良い経験をしたと思います(笑)。

 

最後に

 

アメリカ人のこういったエピソードも、現地の生活に染まり、自分自身もそのカルチャーに慣れてしまうと、だんだん感じなくなることも多いのですが、日本に帰国して初めて身にしみて感じるということも多々あります。

 

アメリカにいるときはその“大らかさ”を、日本にいるときにはその“丁寧さ”や“緻密さ”を、それぞれの良さを感じながら適応して生きて行きたいですよね。

 

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